香り立つ肌

ふと、“香り立つ肌”というイメージが浮かび、ボディーローションを捜し求めて自由が丘中歩き回りました。

香水を纏わぬ事の無いわたくしですが、少し、変化が欲しいと感じ、香りの層を厚く、下地に、香水の香りを引き立てるようなものを足してはどうか、と思った次第でございます。

ちなみに、今着けている香水は、L'Artisan ParfumeurのSafran Troublant。
その昔、修道女が、密かに布団の下に隠し、夜な夜な嗅いだ“背徳の香り”と同じ調合だそうです。

『あなたに胸騒ぎを起こす愛の媚薬。

ジンジャーとサンダルウッドが、まるで砂糖漬けのローズのような究極に官能的なこの香りを更に危険に変化させ行き着く先は、誘惑的で予測不可。

核となるサフランの香りは、真の富を象徴する薔薇の香りに仕える様に、そしてマハラジャの危険な微笑のように、ゆっくりと静かにあなたを包み込むでしょう。

美しく妖艶。
そして少しデンジャラス。
SAFRAN TROUBLANT(サフラン トルブラン)とはそんな危ない秘密の香り。
(“ラルチザン パフュームの庭”より抜粋)』

嗚呼!なんて、魅惑的な文章なのでしょう~♪

しかしながら、西洋人さながらに平均体温が37℃近いわたくしの燃える様な肌の上では、“危険”や“秘密”も一瞬にして揮発してしまうのです・・・
そう、文字通り“少し(だけ)デンジャラス”(^へ^;

そこで、ボディーローション下地説が浮上した訳でございます。

当初は、同じスパイス系統の“ヴァニラ”と合うかと見当を付けたのですが、余計な柑橘系と合わさったものが多く、断念。

そこで、やっとこさ行き着いた“SABON http://www.sabon.co.jp/”で発見したのは、“ムスク”でした。
通常、ムスクは好まないのですが、不思議なことに、SABONでは、苦手な香りが、どういう訳かわたくし好みに姿を変えているのです!!


クリーミーな肌の香りの延長線上、といった感覚です。

もう一つ、これは良い♪と思ったのが、殆ど死海の塩と植物性オイルの恵みのみで構成されている様な、ザックザック塩を掬い出して使うスクラブです。

こちらは、“デリケート ジャスミン”という、これまた、通常、卒倒しそうに苦手なジャスミンが、グリーンで爽やかな香りに変身しています。

適当に体をマッサージし、流さず、そのまま浴槽にドボンと浸かれば、ソルトバスに成るという、何とも、合理的な逸品!
高名な僧侶や風水師が、“塩風呂に入り浄化すること”や“良い香りに護って貰うこと”を薦めるのをよく耳にしますが、正に、一石二鳥以上のお品です。

昨今、「絆」や「繋がり」について、考えさせられておりますが、「自分の精神と肉体の繋がり」こそ、最も大切なのではないかと感じました*.。.:*・°