勝手にoverdose?! 5

3.75)脱出に向けて

この時点では、金属アレルギーで、金属製コイルを体内に入れても、本当に大丈夫かどうか判断出来なかったため、日本IVR学会の会員、即ち塞栓術の出来る病院を、通える範囲内に的を絞り、各病院の様子をホームページで確認致しました。
出来ることは、そう多くありませんでしたが、これが大いに役立ちました!


4)最終回

「誰でもよい」と、前回の「金属アレルギーの患者さんでも、みんな(コイル入れても)大丈夫ぅ~」と明言した女医から聞いていたので、どうせなら、他の医者の話を聞いてみたい、と思い、予約を入れようとしたところ、都合で、教授に当たりました。

因みに、先方は、わたくしが決定した術式を伝えに来る、とばかり思っているので、「診察の後、(またも!)検査をするので、○時迄に来て下さい。」とのことでした。

教授と実際向かい合い、「オスラー病(全身に血管奇形が起こる遺伝性難病)ではないのか。」等と、念の為導入の質問をしました。

わたくし「前回、(助教)医師の話によると、塞栓術(血管内金属製コイル)も肺切除(金属でホチキス留め)も金属を使うが、金属アレルギーの患者でも大丈夫とのことでしたが、その合理的根拠は何ですか。」

教授「・・・・」

わたくし「では、どちらの術式を薦められますか。」

教授「・・・コイルがおススメですが、・・慎重に・・・」

(慎重も何も、根拠も分からず、どうやって選べるのでしょう--;)

わたくし「前回(助教)医師に『良いんですよっ!脳梗塞になった後、手術しても!!』と言われました。」

教授「(論理的合理的思考のわたくしには、全く理解出来ない、再現不可能な言い訳。)しどろもどろ・・・」

わたくし「(呆れて言葉を返す義理も無し!!暫し凄まじい眼力で教授の両目を射抜き)紹介状を書いて下さい。塞栓術の出来る病院は限られる様です。」

教授「一般的な病院でやっているでしょう。」

わたくし「学会の会員を確認しましたが、どこでも彼処でも出来る様ではありません。元から診察券を持っている病院でも、その病院の本体ではなく、遠くの別院で、到底通えない場所であったりします。」

「一番近く、総合判断の結果、(入院・手術した大学)病院に紹介状を書いて下さい!特に、『金属アレルギーのことを、大変案じている』と特記して下さい!」

教授「普通、セカンドオピニオンだけど・・・」

わたくし「セカンドオピニオンでは、保険適用外です。3万円も払えませんので、セカンドオピニオンではダメです!!」

※この点については、たまたま前日の晩に、セカンドオピニオン外来のページを見ていて、保険適用外で3万円以上掛かると、偶然知った事実でした☆ 授かった知恵に助けられました^^

ちなみに、前述の整形外科主治医に後日報告すると、「えっ?!セカンドオピニオン、保険適用外なの?!3万円以上払うの?!し、知らなかったー!!」とビックリしていました。

斯くして、わたくしは、紹介状を入手し、脱出に成功したのでした!!b^▽^d♪

検査、検査と、散々大枚を叩かされたので、せめて有効利用致します☆

さて、どの血管が奇形でしょうか?♪






こちらの方が見易いでしょうか?♪




これまた、実に立派な奇形でございますね^^