品 番
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32-1-1
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年 代
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c.1900年
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生産国
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イギリス
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素 材
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ダイアモンド 直径0.4cm×3石、直径0.3cm×2石、メレ 8石、18金
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寸 法
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リングサイズ:12.5号
長辺:1.5cm |
ひと言
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ダイアモンドの煌めきが一際眩しいリングです。 よくよくご覧になると、よく目にするブリリアントカットとは異なった、少し違和感 を感じる様なカットをしているとお感じになられませんか? 見えている部分のダイアモンドが、コーンの上のアイスクリームの様な、球を 半分にした様な形に近い、この様な状態は、ブリリアントカットと比して、テー ブル(頂上の平らな部分)が小さく、ガードル(カットの外周になる部分)が厚い (面積が広い)ということは、クラウン(テーブルから続く斜めライン)角度が大 きいと描写出来るかと思いますが、これらは、オールドヨーロピアンカットの特 徴です。 オールドヨーロピアンカットは、ブリリアントカットの原型と言われるカットで、19 世紀末から20世紀にかけて主流となり、1950年頃まで盛んに用いられていた 様です。 現在のブリリアントカットのダイアモンドは、いかに大きく見せるか、オールドヨ ーロピアンカットは、いかに動きに伴い沢山煌めくか、がカットの意図となって いる様ですが、確かに、ガードルの面積が大きいオールドヨーロピアンカット は、不思議な煌めき=シンチレーションを強く感じます。 オールドヨーロピアンカットでは、本来のカラット数より小さく見えてしまうという ことも、元々大きな石を使っているものを選べば、解決です。 さらに、テーブルをはじめ、カットが、一削り毎に、大きさや格好が微妙に違い 、個性的で味があり、なんとも愛着を感じるというか、自分だけのダイヤ、とい った特別な結び付きの感覚を受けます。 一粒一粒光輝くダイヤが5石並び、隙間にメレが可憐にあしらわれております 。 この5つの石を一列に並べ、リング円周に対し、1/3から1/4程度の部分を装 飾や石が占めるデザイン:ハーフ・フープ型は、19世紀に大変に流行ってい たそうですが、現代に於いても、様々なファッションに、美しい光を取り入れら れるアイテムと言えましょう。 また、台座部分のデザインが、石の形状に合わせた、石をより美しく見せる 様な、シンプルかつモダン、スタイリッシュな雰囲気すら感じさせます。 クラシック、フェミニンな雰囲気もございますので、想像力に任せて、変幻自 在の美しさを感じさせる、素敵なお品でございます。 |
ダイヤ 5連 リング [32-1-1]
ダイヤ 5連 リング
[32-1-1]