品 番
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SC2-138
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年 代
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c.1900年
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生産国
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ドイツ
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素 材
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純銀
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寸 法
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全長:20cm、パレット長さ:10cm
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ひと言
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ハンドル部分には、生き生きとしたバラを、パレット部分には、葡萄、パイナッ プルや、かぼちゃを彫り込んだ、楽しくなる様な純銀のケーキサーバーです。 果物や野菜の周りには、蔓草を想わせる曲線的なモチーフが配され、華やか さを格段に上げております。 また、透かし部分が多いことで、軽やかな印象を与えます。 機能的な観点から見ると、パレットの先端に向かう程、平面的でシンプルな 造作となり、ケーキを乗せ易い様、工夫されております。 このケーキサーバーが、どの様な想いを込めて作られたかを感じるため、象 徴の意味するところを探ってみますと、 バラは、古代ギリシャでは、愛、喜び、美、純潔、繁栄の象徴とされ、古代ロ ーマでは、勝利や、勝取った愛のシンボルで、愛の女神ヴィーナス(ローマ神 話=アフロディーテ ギリシャ神話)の花です。 キリスト教でも、赤いバラは殉教、白いバラは清純のシンボルであったり、バ ラの花輪は、聖母マリアのロザリオを暗示等々、色々な場面で登場します。 葡萄もまた、深い意味付をされており、ギリシャ神話では、酒神ディオニュソス (ギリシャ神話 バッカス=ローマ神話)を象徴し、ユダヤ教では、ノアが洪水 後初めて植えた植物とされています。 キリスト教では、聖体拝領の葡萄酒の様に、キリストの血のシンボルです。 パイナップルは、大地と天の恵みの象徴とされ、延いては、富と繁栄の象徴 として、世界各地で人気のあるモチーフです。 楽しくなる様な、豊かな気持ちになれる様な雰囲気を醸し出すケーキサーバ ーですが、やはり、作り手が、それを意図し、真心籠めて作った様に感じられ ます。 |
シルバー 純銀 ケーキサーバー 薔薇 [SC2-138]
シルバー 純銀 ケーキサーバー 薔薇
[SC2-138]