ミリアム ハスケル ボタニカル イヤリング [50-19-1]

ミリアム ハスケル ボタニカル イヤリング [50-19-1]

商品詳細

 

品 番
50-19-1
年 代
c.1960年  パテントナンバー:PAT.2400613
生産国
アメリカ合衆国
生産者
ミリアム ハスケル  Miriam Haskell
素 材
フェイクパール、ゴールドメタル
寸 法
縦:33.5mm、横:25mm
ひと言

アメリカン・コスチュームジュエリーの女王と呼ばれるミリアム ハスケルですが、そもそもその意識の高さが、女王と呼ばれるに相応しい卓越した数々の作品を世に送り出させたのでしょうか。
一貫して、「本物以上に最高のジュエリー」を追求し、「コスチュームジュエリーは模造品を使用した物」という認識を変え、貴重なジュエリーとして捉えていた様です。 
コスチュームジュエリーに対する並々ならぬ愛情が、素材の仕入れや、加工方法の追求、パーツを接着剤を用いず細いワイヤーで留める方法、そのワイヤーワークを美的にそっと隠すためにもう1枚プレートを貼る・・・等の工夫へと駆り立てた様に感じます。

当初、フェイクパールは、ガラスの産地:ボヘミアやヴェネチアで、ガラスの核に、魚の鱗(エッセンス・ド・オリエント)から採取する箔の粉末をペースト状に溶かしたものを幾重にも塗りつけ、作られていた様ですが、ハスケルは、1950年前後より、なんと、大阪等のガラス工場で作られた日本製のものを多用した様です。 
Made In Japanの品質の高さに、いち早く目を付けるとは、さすが、ハスケルです。 
思わず、嬉しくなってしまいます。 

単純ではない、深い色合いのメタルは、単にゴールドという言葉では表現し尽くせない、味の有る色合いです。
やわらかなボタニカルアートの様な曲線が、風に靡いている草花を想わせます。
パールの、厚味の有る、深く、リッチな輝きが、独特の雰囲気を作ります。

「実際に着けてみると、女性が美しく見えるように計算し尽くされて作られている」とは本当だ、とつくづく実感致します。