ヴィクトリアン 純銀 エンジェル リュネット [51-19-1]

ヴィクトリアン 純銀 エンジェル リュネット [51-19-1]

販売価格: 150,000(税別)

(税込: 165,000)

商品詳細

品 番
51-19-1
年 代
19世紀末  ヴィクトリアン
製作国
イギリス
製作者
判読不能(収納部分内側にメーカーズマーク刻印有り)
素 材
純銀、ガラスレンズ
寸 法
縦:13.5cm、横:3.5cm、眼鏡部分 幅:10cm
ひと言

表裏に、焚き火を囲む天使達の刻まれたリュネット(lunettes)です。
一方の天使は、焚き火に手をかざし、他方は、焚き木に膝を当て、手折り、その可愛らしい動作に、笑みがこぼれます。
天使の動きの有る羽根、ぷくぷくした体、めらめら燃える火、地に生える草花や、周りの樹木が、絵画の様に、繊細に、描写されております。
ハンドル付根のガーランド(花綱)も含め、立体的で、説得力がございます。
立体的であることは、表現としての美しさのみならず、滑り止めとして合理的な役割をも果たし、質実剛健です。

この“焚き火を囲む天使”モチーフは、今迄にも見掛けた事がございます。
どうやら、“冬の終わり”“光の始まり”“春の訪れ”を祝う象徴の様です。
ケルトのインボルグ、スウェーデンのヴァルボリなど、ヨーロッパ各地の春を迎えるお祭には、焚き火が欠かせません。
焚き火には、邪気を祓うという意味があり、これらのお祭りでは、“冬の邪気を祓い、春を迎える”儀式だそうです。

さて、このリュネットの仕掛けですが、サイドにございますポッチを下方向に向かって押しますと、2つ折りの眼鏡部分が飛び出ます。
そこを、魔法使いよろしくサッと一振りすると、完全に開きます。

勿論このままご利用戴いても結構ですが、ご自身の視力に合わせ眼鏡の度数を変えて戴くと、さらに、便利かと存じます。

「物を見易くする」のみならず、その為の動作自体を美しいものへと昇華する、便利かつドレスアップのツールです。