品 番 | 47-14-2 |
年 代 | 19世紀末 明治時代 |
生産国 | 日本 里帰り |
生産者 | 谷口造 |
素 材 | 陶器 |
寸 法 | 直径:73mm、高さ:86mm |
ひと言 | 藤咲き乱れる蓬莱島には、朝もやが漂い、春から夏へ移り変わる、正にその瞬間の美を感じさせます。 活き活きした筆致で、静かな原風景が精緻に描かれております。 光の反射で金色に染まる空気。 黄と白、藤と桃、2種類の藤。 近くの鶴の赤。遠く天に舞う鶴の青。 金色の山門には、白、黒、青も見付ける事が出来ます。 帆掛け舟の真白な帆。 そして、銀色に光る波頭。 水墨画の様な、やさしく幻想的な風景に、色で生命感を添えております。 所々、彩色を施した部分がぽつぽつ盛り上がり、ビジュー(Bijoux)仕上げと成っているところが、益々小さな世界を覗き込む高揚感を感じさせます。 花の蕾を想わせるつまみは、可憐です。 波頭紋の縁取りは、まるで、この儚く美しい世界と浮世の境界の様です。 つまみの有無で似て非なる、双子の様な【47-14-1】と【47-14-2】は、一対で存在した方が、美しい世界の連続をお楽しみ戴けるとともに、何よりも、微笑ましいです。 |
里帰り 九谷焼 蓋物 [47-14-2]
里帰り 九谷焼 蓋物
[47-14-2]
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