純銀 コキーユ フォーク 6本組 [28-8]

商品詳細

品 番
28-8
年 代
1841-1851年
生産国
フランス
生産者
Philippe Berthier(菱形の中に“P”“un canard(右向きの鴨)”“B” 刻印あり。)
素 材
純銀(“ミネルヴァ”刻印あり。)
寸 法
全長:14.7cm
ひと言
コキーユ(coquille)とは、フランス語で帆立貝の事です。
貝料理、主に、帆立貝の貝殻または貝殻型の陶器に、海老、蟹、帆立貝、白身魚等をベシャメルソースと和え、パン粉、チーズ等を乗せ、オーブンで焼いたグラタン料理も指します。
円みを帯びた個性的な“すくい”のこのフォークは、本来は、貝料理専用に作られたものですが、同じ様な料理や、デザートにも流用してお楽しみ戴けるものと存じます。

“柄”には、よく表現されたヤドリギ(Mistletoe)とアーカンサス(Acanthus)の装飾が見受けられます。

ヤドリギは、冬でも枯れない常緑で、大地に根を張らず、木に繁殖するので、ヨーロッパに於いては、古来より、「再生」や「永遠の命」の象徴とされ、神聖な力を持っているものとして珍重されて参りました。
「ヤドリギの下でキスをすると将来幸せになる」「ヤドリギの下に居る女性にはキスをして良い」という風習が有り、流行のポップ歌手の歌詞にも頻繁に登場する、身近な存在です。

アーカンサスもまた、常緑なので、冬の寒い時期でも大きな葉を付け、年中旺盛な生命力を発揮しているため、「勢い」の象徴とされて来たそうです。
また、春が来る度に芽吹く事から、「再生」を象徴する聖なる植物でもあります。 

可愛らしく、場を和ませる雰囲気のフォークです。