ラリック オパレッセント チューリップ ベース [SC2-417]

ラリック オパレッセント チューリップ ベース [SC2-417]

商品詳細

品 番
SC2-417
年 代
c.1950年
生産国
フランス
生産者
ラリック Lalique
素 材
クリスタルガラス
寸 法
直径:8.7cm、高さ:17.5cm
ひと言
1860年、シャンパーニュに生まれた、ラリックの創始者ルネ ラリックは、パリやロンドンにて装飾美術を学び、1885年から、ジュエリーデザイナーとして活躍し、1905年には、ヴァンドーム広場に店を構えました。
1907年、コティの依頼で香水瓶をデザインし、好評を博したのをきっかけに、ガラス工芸へと方向転換しました。
1945年に亡くなってからは、子息マルクが継ぎ、それを機に、クリスタルガラスを使うようになりました。
孫娘マリー クロードが、1994年にラリック社の株を売却する迄、同族経営でした。


自然の美をラリック流に優雅に表現し、ぐるりと1周ふっくらしたチューリップが囲み
、春の庭を想い起こさせるデザインです。
オパレッセントガラスですので、光線の影響で、乳白色が、ブルーやオレンジ色に変化し、浮世離れした美しさです。

ラリックのガラスは、1つの作品を仕上げる迄に、凡そ20人もの卓越した技術を持つ職人が携わり、道具や坩堝から自分達で作り、数々の工程を経て、仕上がります。
オパレッセントガラスの場合、他とは一線を画す輝きを生み出す特殊配合のクリスタルの透明性を保つため、坩堝を毎日空にし、新しい原材料に入れ替えるそうでございます。

コールドワークだけでも10名以上もの手作業で仕上げていることが、溢れんばかりの生命感を生み出す要因と存じます。
チューリップ先端より下は、マットな質感で、柔らかに反射される光は、チューリップを、とろ〜んととろみのある様な、不思議なやわらかさを感じさせるものに魅せております。
まるで、脱皮したての蝉の羽を想わせるものがございます。
型ガラス特有の継ぎ目等も修正・除去され、全体的な触り心地も円やかです。

現に返ることのない、夢のままの美です。