品 番 | 63-12-2 |
年 代 | c.1935年(初期作品。バックスタンプ、手書きHN1677より推察。) |
製作国 | イギリス |
製作者 | ロイヤル ドルトン Royal Doulton デザイナー:Leslie Harradine |
素 材 | ボーン チャイナ |
寸 法 | 最大幅:6.5cm、高さ:12cm |
ひと言 | “ Tinkle a Bell (チリンとベルを鳴らす) ” という、あまりにもぴったりな題名は、くすっと笑いを誘います。 親指姫とまでは言えませんが、手乗りサイズの、かわいらしいおちびさんです。 パステル画や色鉛筆画を想わせるタッチの、美し色合いや、豊かな艶は、少女の彩り豊かな毎日を、鮮やかに映し出します。 ブルーのリボンがアクセントのボンネは、アップルグリーンの不定形な円模様でお洒落です。 ドレスのレッドは、筆跡を残し、ピンクにグラデーションしていく、透明感のある塗り方で、一層少女を、儚げに魅せています。 爽やかさを添える、ライムグリーンを基調としたバスケットは、絶妙な色遣いと、凹凸の立体表現で、ミニチュアの世界を覗き込んだ時の様にウキウキ致します。 色とりどりの花束を、大切そうにやさしく握り、少女は、どこへお出掛けでしょうか。 人形には、自分自身が投影されるものなのか、幼子の愛らしい姿かたちの中に、移ろう表情を見て取る事が出来ます。 言わずと知れたロイヤルドルトンは、1815年John Doulton、Martha Jones、John Wattsの共同経営で、ストーンウェア(炻器)製造工場として、ロンドンにて創業しました。 当初は、衛生用品等を造っていたそうです。 Doultonのに社名変更したのは、1853年です。 子息Henry Doultonの代になり、大きく社会貢献した事を評価され、1887年、ヴィクトリア女王よりナイト(Knight)、1901年エドワード7世より、ロイヤル(Royal)の称号を与えられた事により、Royal Doultonと称するに至ったそうです。 |
ロイヤル ドルトン Tinkle Bell 陶人形 [63-12-2]
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