品 番 | 35-13 |
年 代 | 19世紀末 |
製作国 | ドイツ |
製作者 | ペスネック Possneck |
寸 法 | 縦:12cm、横:12cm、高さ:21.5cm |
ひと言 | ペスネックは、1894年Louis Huthにより、チューリンゲンの町ペスネックに設立された製陶所で、Saxsony-Meiningen王室御用達でした。 1920年頃迄、稼働していたようです。 ふっくらと柔らかさを含んだ表情で、幸せそう。 顔つきが丸くてやさしそうで、好ましく感じられ、こちらまで微笑んでしまいます。 のほほ〜んとした、多幸感漂う、花売り娘です。 立ち木に、清潔な日除け布を掛け、のんびりと花を売っています。 全体的な造作は、凹凸に富み、実に面白みがございます。 さすが森の国ドイツだけあって、木の幹や陳列台の木目が、よく描かれており、触れて、木なのかどうか確かめてみたくなる風情がございます。 色とりどりの花々も、とても可愛らしく、香りまで運んできてくれる様です。 立体表現ですので、より、活き活き新鮮、現実味を感じさせます。 何と申し余しても、こちらのお嬢さんは、かなりお洒落さんです。 斬新な帽子から足元迄、ピンクで纏めているのですが、控えめなボーダーや、花柄を用い、金色で締め、緑の茎ごと花を挿し、かなりのお洒落上級者です。 極めつけは、「お下げ」。 これは、所謂「三つ編み」ではなく、「Fishtail Braid」という四つ編みの様な編み方です。 1世紀以上前から、この美しく手の掛かる編み方があったことを発見し、感激致しました。 実は、花器でもありますので、ボリューミーにお花を活けますと、格段に、明るく華やぐことことでしょう。 盛盛のお花を活けてこそ、「花売り娘」という作品としての完成、とも言えます。 開店直後の活気あふれる、賑やかな雰囲気をご想像下さいませ。 花売り娘の目線には、憂いなく、当たり前に、希望しかない明日が来る、と感じさせる、肩の力の抜ける素敵な作品です。 |
ペスネック 花売り娘 陶人形 花器 [35-13]
ペスネック 花売り娘 陶人形 花器
[35-13]
販売価格: 100,000円(税別)
(税込: 110,000円)
希望小売価格: 140,000円
商品詳細