品 番 | 52-11 |
年 代 | 1887年 (Rd:71552) |
製作国 | イギリス |
製作者 | Mappin & Webb (1810年創業) |
素 材 | シルバープレイテッド (PRINCES’ PLATE) |
寸 法 | ナイフ 全長:22.5cm × 12本 フォーク 全長:19cm × 12本 オリジナルボックス 縦:27.5cm、横:37.5cm、高さ:6.5cm |
ひと言 | 名工マッピン&ウェッブのフィッシュカトラリーセットです。 同社独自のPRINCES' PLATEと呼ばれるシルバープレイテッドなのですが、先ず驚かされたのは、その「音色」です。 不本意ながら触れ合ってしまった時、澄んだ高音のガラスや磁器などを彷彿とさせるガラス質の音が鳴り、「天上の響き」と呼べる、あまりにも涼やかな音色に、心を奪われました。 お魚料理を召し上がる際、かえって使い勝手が良く、持ち易い、適度な重量がございます。 このdense(密)という表現が相応しい重量感は、間違いなく名工の計算による手中のバランスを意図したものでしょうが、副産物として、音までも素敵になってしまったのではないかと思われます。 フィッシュカトラリーは、一般的に、お魚を食す利便性から、美しいカーブを描いておりますが、さすがマッピン&ウェッブはエレガントに仕上げております。 ナイフには、繁栄の象徴アカンサスが、風に棚引くリボン(絆の象徴)によって結ばれているという彫刻が施されております。 アカンサスの先端にはくるくると蔓が巻いており、リボンと相俟って動きを感じさせます。 フォークの彫刻は、リボンの先端がアカンサスになっておりまして、リボンには褒章や卓越といった意味合いも有ることを思い起こさせます。 ハンドルの先端は、巻貝の様に巻き、濃厚な雰囲気を添えております。 表現としての曲線と直線のバランス、道具としての重量感のバランス、全てにおいて究極のバランスに整えられているところに、洗練された、上品な、優美さ、が生まれることを、改めて確認させられます。 ふと手が伸びて、日常的に使いたくなるフレンドリーさも持ち合わせております。
※付属の鍵は、時代を超えた古い物ですので、開かなくなる危険性がございます。 施錠なさらないことをお薦め致します。 |
シルバー マッピン&ウェッブ フィッシュカトラリー 12組 オリジナルボックス入り [52-11]
シルバー マッピン&ウェッブ フィッシュカトラリー 12組 オリジナルボックス入り
[52-11]
商品詳細