品 番 | 61-7-2 |
年 代 | c.1950年 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
製作者 | フローレンス セラミックス FLORENCE CERAMICS (1942-1964年) |
素 材 | 陶器 |
寸 法 | 縦:10.5cm、横:12.5cm、高さ:18cm |
ひと言 | 放たれる爽やかな明るさは何だろうか、と思いました。 不思議な愛情を感じます。 これは、母の慈愛なんだ、と気付かされました。 FLORENCE CERAMICSの起源は、カリフォルニア州パサデナの主婦、Florence Ward フローレンス・ワード(1898-1991年)が、息子の一人を亡くしたことでした。 その対処法として、友人の勧めで、1939年美術教室に通い始めたのが、事の発端でした。 教授に激励され、1942年、自宅ガレージにて、作陶を開始しました。 「ガレージ」初期作品は、子供用でした。 趣味として始まった製陶は、84体の人形に想定外の注文を受けた時、ビジネスへと移行していきました。 第二次世界大戦から帰還した夫と長男が事業に加わり、1946年には、ガレージから飛び出し、直ぐ、最先端の陶器工場を建設しました。 工場は、当時の基準を遥かに上回り、福利厚生が充実していたのは、やはり、母心でしょうか。 従業員一人一人が、この母心に包まれていたからこそ、作品にやさしさや寛容さが表れるのではないかと感じます。 業績の飛躍たるや凄まじいもので、同年までに、ロサンゼルスのギフトショーにフィギュリンを展示し、サンフランシスコ、シアトル、ダラズ、シカゴ、デトロイト、ニューヨーク、アトランタの小売業者に直接販売していました。 さらに、ハワイ、カナダ、南アメリカ、ヨーロッパに渡りました。 イギリスの著名なメーカーの代表者が、フローレンスを表敬訪問し、製作について語り合ったそうです。 技術より先に、心から始まった作陶です。 瞳の輝きに、「全てうまくいく!」と心に刻まれる思いです。 にこやかで、気立ての良いお嬢さんが、場を明るくしてくれます。 表情や衣装、全身のフォルムは、研ぎ澄まされ、洗練された表現です。 しっとりとした深い艶に、ふっくらとした花柄。 何を隠そう、このお嬢さんは、花器にもなり、ちょっとした物立てにもなります。 活けた植物と上手く調和し、空間に馴染むデザインになっております。 |
フローレンスセラミックス 陶人形 花器 物立て [61-7-2]
フローレンスセラミックス 陶人形 花器 物立て
[61-7-2]
販売価格: 8,000円(税別)
(税込: 8,800円)
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